RENO AIR RACE 2006
20 T-6 RACE page2



リノ エアレースで一番音がヤカマシイのは
どのクラスか?


そりゃ〜もちろん、アンリミテッドだろう!
私もそう思ってたんですが
実は、
このT−6クラスが一番ヤカマシイのです!

アンリミテッドに参加している機体は
排気管を束ねて後方に吹き出す方法で
排気までも推力に使っていたり、
(つまり音も機体の後方に集中するワケです)
ターボチャージャーを使っていたりする上
スピードが速い!
一瞬で目の前を通り過ぎて行きます。

しかしT−6の排気管はただ単に
排気をエンジンカウルの外に導くだけの
いわゆる「直管」
音のエネルギーを減衰させる要素が全くない上に
スピードはユックリです。
目の前をゆ〜ったり、
タップリ音を聞かせながら通り過ぎていきます。
しかも、いたる所で2機、3機のダンゴで飛んでますから
あちこちからペラの共鳴音まで響いてくるワケです!
レシプロ機の音が好きな人は
この音を聞くだけでも堪らないと思いますよ〜!

あと、このページには
16日の正午過ぎに行われたレースの写真を収録しました。


ハイ、
これが私を魅了した
T−6クラスのレーススタート!
他のクラスはスタンド右後方の遠い所でスタートしますが
T−6クラスだけはスタンド前の滑走路左側からのスタート!
滑走路の端にかなり近づいた所で
ペースプレーンがレースを開始させるので
参加全機が横一列に並んだまま
センターパイロンめがけて突っ込んできます!


最初のパイロンを先頭で回ろうとしてスピードを得るために
だれかが1機、高度を下げながら突っ込むと、
他の機体も遅れないようにどんどん突っ込んで来ます!


で、
こんなダンゴ状態で目の前を通過!
8機参加しているレースなら
8機のペラが同じ様に全開で回っているので
8発機が飛んでいるかのような共鳴音が響くワケです!


T−6クラスのスタートは
センターパイロンを通り過ぎてもしばしの間
目を離す事が出来ません!
単純に考えればイン側有利、
列の左端に位置する機体が一番有利だとは思いますが
センターパイロンを過ぎて最初のターン、
もの凄いダンゴ状態なので
ほんのわずかなミスやライン取り、
駆け引きその他、わずかな上手い下手の差で
イン側の機体がアウト側の機体に押さえ込まれて
抜かれてしまうこともあるのです!




一周回るとさすがに最初のダンゴも崩れますが...


それでも先頭集団、第2集団といった
小分けされたダンゴが形成されて跳び続けます。
この集団の中で絶えず駆け引きが行われて、
わずかな速度差のジリジリとした戦いが
フィニッシュするまで続くワケです。











1機ずつ撮影すると、
レースの競り合ってる雰囲気は伝わりませんねェ(^^;)

アンリミテッドに参加しているP−51と同じくらいの大きさなのに
スピードは6割程度のユックリペース、
しかもセンターパイロン前を通過する時は
きれいな水平姿勢。
(飛行機はバンクさせると自然と旋回してしまい
それだけパワーをロスするのでスピードが落ちるワケですね)
おかげで写真を撮りやすいっていうのも
私には嬉しかったりします
(^^)






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