RENO AIR RACE 2006
23 MICHAEL GOULIAN CAP232 AEROBATICS




CAP232によるアクロバット飛行は
07ページでもDEVID MARTIN氏によるものを紹介しました。
DEVID氏も充分ハデな飛びでしたが、
MICHAEL GOULIAN氏のアクロバットは
更に輪をかけて見事にSHOW UPされていました!

何と言っても最大の違いはBGM!
ノリの良い爽快な曲のリズムに合わせて
高速のダイブ&ズームを繰り返しながら
ロール、ポイントロール、
タンブル、ラムチェバック、
ウオーターフォール、スピン...
多彩な演技を切れ味鋭く連発!
そのタイミングや技のテンポが
曲のリズムにドンピシャピッタリ!
実に爽快で、何と言うか...

そう!

「カッコイイ!」


正にカッコイイとしか良いようがないフライトだったんです!



スモーク吐きながら、
はもう当たり前!
ダイブ&ズーム
(急降下と急上昇)
で高い速度を保ったまま、
曲のリズムに合わせて
ターンやロールを連続して
滑らかにつないでいきます。


カッコイイフライトを見せられると
その機体のカラーリングが
更にカッコ良く見えてくる。
CAP232と言えば黄色、
のイメージが強かったんですが
この機体はグリーンを多用した珍しいカラーリングです。

今、このカラーリングが私を悩ませ中。
所有しているRC飛行機のCAP232、
このカラーリングに変えちゃいたい...
けど、スッゴイ複雑で大変だなァ...(-_-;)


ほとんど16、17日の写真ですが
これは15日金曜日、風が強くて寒かった日の1枚です。
観戦した3日間、連続で見てたワケですが、
何回見ても飽きる事が無いフライトでした。


上昇しながらでも水平飛行中でも、
ラダーをパッカ〜ン!と踏むと
もの凄い横滑りをして高速失速します!
これをきっかけに使って失速系グルグル回り演技、
タンブルやラムチェバックを
他のアクロ競技用機ではマネ出来ないような
スパッとした鋭さで決めちゃうのです!
それがBGMとピッタリ合ってるから
カッコイイの何の!



で、
ダイブして降りてくると
これまた低〜いんです。







引いてるスモークが画面右側、
クィッ!とねじれてますでしょ。
これ、
まずエレベータフルUP、
すかさず左エルロン、左ラダーをいっぱいに切って
クパッ!と鋭く尻を振りながらロールする
「フリックロール」
(日本ではスナップロールと言います)
を決めた痕です。
ペラがもの凄い唸り音を立てるので
音的にもハデな機動です


水平飛行から上昇ターン、
水平飛行で引いたスモークの乱れは
ポイントロールを決めた痕。
地面と平行のラインで飛んでる時は
フツーに真っ直ぐ飛んでる時が無いってくらい
ロール、ポイントロールの数が多い!




上昇中にエンジンをスローにして
上昇をストップ、機速ゼロ!

停止直前にエンジンを改めて吹かし始めて
パワーで機体の姿勢を操りながら
上向いたまま真っ直ぐズリ下がったり、
コロリっと背面に入れてフワリと浮いて見せたり...
上昇してからの演技は高度に余裕が有る事もあって
何をしでかすかわからない程に多彩でした!

おかげでカメラで追い切れません...(^^;)






スパイラルダイブ
ってヤツです。
普通の飛行機でこんな状態に入ったら
一巻の終わり!デス!

私、RC飛行機で
いつのまにかこうなっちゃって
地面に激突しちゃった機体、
イヤッってほど見てます。

見た目ハデでカッコイイんですが...

こうなっちゃって飛行機を落としちゃった事がある私には
オッソロシイ演技です。(^_^;)


チョット不思議な構図、
背面の45°降下中です。


垂直降下、
しかもエンジンで引っ張りながら...!
ほんの一瞬でもの凄いスピードになります。

こんなスピードで
こんな低い所から引き起こして大丈夫か?
と、ヒヤリとする所まで突っ込んで
地面を舐めるような高度で引き起こしてました。

たびたび言ってますが、
こんな事、RC飛行機でやってたら
飛行機がいくつあっても足りない、
ってな事をバンバン、連発しちゃうんです。
スゴイ人がいるモンです...(^^;)




写真右端のスモークの高さ、良く見て下さいなっ!
滑走路脇に止めてる
4輪バギーに乗ってる人の頭と同じ高さ...!

ダイブするたび毎回、
こんな低い所まで突っ込んで来るんです。
そこから必ず何かロール系演技をやりながら
観客席の前を駆け抜けていきます。
低かろうが高かろうが
真っ直ぐ飛ぶ時は必ずロール!




ロールするって事は背面にもなっちゃう、
って事です。
次の準備で忙しく働いている地上スタッフのすぐ側を
ロールして背面になりながらカッ飛んで行きます。


垂直バンク状態のまま真っ直ぐ飛行する
「ナイフエッジ」
に入る所です


ナイフエッジのまま
観客席の前を端から端まで駆け抜けてくれました!
写真をクリックして大きな写真を開いたら
飛行機を垂直に傾けて真っ直ぐ走らせるため
ジワ〜リと舵を切っているの、
わかりますよン♪


着陸したら観客席の前までタキシングしてきました。


この人がMichael Goulian氏
観客席前でコックピットから出て
両手を大きく振りながらアピール!
観客の声援に応えながら
ガッツポーズで雄叫びあげてました!


17日の最終日のフライトは
前日、前々日に比べても
早さ、鋭さ、低さが一段と増してました。
ご本人も快心のフライトだったんでしょうねェ、
ピットに帰るカートに座って
美味そ〜に水を飲んでます!


他のページに比べてコメント大増量でしたが
私、このMichael Goulian氏のおかげで
改めてCAP232という飛行機に惚れ直しました!
実は、リノで一番熱を上げて見ていたのが
このMichael氏のフライト!
何せアクロ、大好きなモンで...(^^)





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