RENO AIR RACE 2006
27 UNLIMITED FINAL



アンリミテッドのゴールドクラスは
リノ エアレースの最後のプログラム、
一番華やかに行われるのとは裏腹に
「これで終わりか」
と言う一抹の寂しさのような物も感じます。

しかし目の前では
「これで最後!」
とばかりに
一滴残らずパワーを絞り出しながら飛ぶレーサー達。
大気を震わせながら駆け抜けるその姿は
センチメンタルな気分も手伝ってか
それまでのレースとは異なる印象。

ちょっと気障っぽいですが...
ここはやはり素直に。。。

「美しい」
そう感じられました。

レースは1週して帰ってきたらすでに
細く延びたヒモのような状態になってました。
早いヤツが早い!
レースの世界では当たり前の現実が
ここでも目の当たりになります。

アンリミテッドの怖さはの一つは
エンジンを限界近くまでチューンしているので
いつ、
エンジンがブローしてもおかしくないという事なのですが...
ゴールドクラス9機の枠の内
6機までを占めてしまったFury軍団の強さには
ブローなど全く心配していないかのような
ズブトイまでの安定感がありました




このレースが始まる前に
地上スタッフの多くは仕事が終わっています。
もう次の準備のために駆け回る必要はありません。
滑走路脇は忙しく働き続けたスタッフ達の
特等席に早変わりしてました。




このレースで
一番激しく競り合っていたのは
ゼッケン8「Dreadnaught」と
ゼッケン86「Czech Mate」
この2機でした。
Furyばかりが早くては面白くない!
見ていて自然と
Yak11ベースのCzech Mateを応援しちゃうあたり
日本人の私はやはり判官贔屓なんでしょうかねェ


地上スタッフのリラックスムードとは逆に
レースで競り合っているパイロットの気迫は
最高に高まっていたようです。
制限高度ギリギリと思われる低さで
攻める機体続出でした。
レース展開は淡々としていましたが
流石にゴールドクラス、と思わせる
迫力のあるスピードを堪能させてくれました。














そして今年、
一番早くセンターパイロンを駆け抜けたのは
ゼッケン232 「September Fury」
全く危なげなく、
安定した早さを見せつけての優勝でした。






レース終了後は即、表彰式となります。
優勝したSeptember Furyと2位のDreadnaughtは
着陸したら早足のタキシングで
観客席の前に戻って来ました。






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