2008 神戸ルミナリエ 
フィルム版3ページ目その1
ガレリアの通り抜け 横フレーム





フィルムで撮るのに一番泣きが入りそうになるのが
実はこのガレリアだったりします。

前のページで
「露出はLBB−8使用で1/40秒 f4、それ以外は不許可!」
と書いちゃったんですけど
実はまだほんの少し露出アンダーなんです。
おかげで着色されていない電球の色、
現場で見るより少し濃いいんです。

(この点D3の写真の方が近い色を出してるんですが
現物の雰囲気よりちょっと明るめになるように露出を設定しないと
色付きの電球の色が出てくれないんです
ダイナミックレンジ、もう一息広くあって欲しかった...)

んじゃ、もうチョット開ければいいヤン?
って話になるんですけど、
そこに立ちはだかるのがこのガレリアの通り抜け!

ガレリア1枚1枚の重なりを綺麗に見せる事が出来て
手持ちでパンフォーカスっぽく撮れる焦点距離(画角)、
何回か試した結果、ちょうど50oぐらいだったんです。

ここまで書けば写真好きならピン!と来ると思うんですが
焦点距離50oで1/40秒、
手ぶれを考えるとかなり厳しいシャッタースピードだったりします。
現に手ぶれしちゃってて使えない写真が多いんですよ...

そのため1つのカットを3〜4枚連射して撮っておいて
一番ぶれの少ない物を使う、という方法を取ってますが
それでもかなり歩留まりは悪い...(-_-;)
少々手ぶれしていても妥協して使わざるを得ない、
と言うのが本音だったりします。


シャッタースピードがダメなら絞りを開ければ、
って言うのが次の手段ですけど
使ってる28〜70f2.8の描写性能、
ルミナリエに使える画質は1段絞ってのf4でギリギリだったりします。

単焦点の85o1.4なら解放から使える画質で
1つ絞ってf2でモンク無しになっちゃうんですけど
画角が狭すぎ、更に被写界深度がゼンゼン足りない。

50o1.4は光学系の設計が32年前のレンズで
f4に絞ってもサジタルコマフレアが残って使い物にならない(-_-;)

ルミナリエ全部を大量に撮って色を統一して見せようとすると
選択の余地無しで1/40秒f4になっちゃってる、
ってのが現実だったりします
(´・ω・`)




「この状況を打破出来るのは

ノクトニッコール58of1.2だけだ!」





長年そう思い続けて
ノクトニッコールの中古を見るたびヨダレを垂らしていたんですが
程度並みで相場25万円以上也!
orz


(注 Nikonのレンズには何本か伝説になってる物があって
工業生産に関わる仕事をした事のある人間なら
Nikonスゲェ!
Nikonアホちゃうか?
正気とは思えない!
ってレンズがあるんですが
ノクトニッコールはその最右翼の1本です(^^;)
全ての収差をことごとく理想値に近づけるための設計を現実の物にするために
1本1本手作りに近い行程で量産されていたそうな...(^^;) )


ところが2008年のルミナリエが始まったばかりの12月5日、
光学系完全新設計の50of1.4が出たんですよね!
収差の補正が85of1.4と同等レベルなら
もう一段開けてf2.8でも使えるかも!?
D3と組み合わせても
また新しい可能性が見えてくるかも!
(^^)

まだ手に入れてもいないのに
もうワクワクしちゃってますよ!
このレンズ、ゼヒとも手に入れて
2009年ルミナリエでは新しいチャレンジをしてみよう!





手ぶれがほとんど無い物から
手ぶれで電球の光の玉がゼリービーンズ状になってるものまで
このページの写真はバラエティ豊かですよ!(笑)
オヒマでしたらクリックしてデカイ写真を見て笑ってやって下さいな(爆!)
中にはピントを外しちゃってるものまであるかも?

ちなみにこの1枚はベストに近い止まり具合!
全部この止まり具合だったら言う事無いんですけどねェ...
ああ、28〜70of2.8に光学式手ぶれ補正を搭載したレンズ、
出して欲しかった...






お!
デジタルでは撮り忘れていた
2008年のガレリアの特徴、
フィルムの方では撮ってますな!


















































この写真の左側、
街頭と窓ガラスがあって
ガラスへの映り込みを利用したカットも狙えそうな場所です。
ただガラスの中に何があるか、
それによっても写真になるか否かも決まって来ますけど...(^^;)
こういう無駄弾になりそうなトライは
デジタルだと気楽にチャレンジ出来ますから
2009年、忘れずにチェックしてみよう!
φ(.. )メモメモ




















































エ〜...
ぶれてます(^^;)

























エ、エ、エェ〜っと...
思いっきりぶれてます!

2007年までだったら現地民だったので
撮り直しに行けたんですけど
地方民になっちゃってどうしようもアリマセン!(-_-;)

今回デジタルとフィルムの2本立てにしてるテーマである
デジタルとフィルムの比較って意味では
参考になるかも?
って事でさらしておきます。
















表紙にも使ってるフロントーネを見上げての1枚は
デジタル版よりも
フィルム版の方が良いなァ、と思うんですけど
このカットはデジタルで撮った物の方が一番手前の1枚がしっかり解像していて
綺麗に見えるんですよね。

と言ってもクリックして大きい画像で見ると
デジタルの方は被写界深度から外れた部分は容赦ないボケ画像になってて
ピントが合ってる所もホワ〜っとしてるフィルムの方が全体の印象は良かったりして...

綺麗に見せるためには
HPに貼る画像のサイズも考慮して撮らんとならんなァ...(-_-;)
デジタル版は絞りf5.6をメインにして撮ったんだけど
デジタルの場合はもっと絞る方が良い結果になるような希ガス...
なんか、ここまで見てきただけでも
試してみたい事、まだまだ山積み...

毎年良く飽きもせずにルミナリエの写真撮りに行くなあ、
って言われた事があるんですけど...

何の世界でもこだわりだしたら底なしデス!






フィルム版3ページ目その2
ガレリアの通り抜け 縦フレームを見る





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