2008 神戸ルミナリエ 
フィルム版3ページ目その2
ガレリアの通り抜け 縦フレーム





デジタルでガレリアを撮ると
手前に合わせると奥が白く飛ぶ、
奥に合わせると手前が暗く沈む、

コレはダイナミックレンジがフィルムより狭いため

って先に書いたんですけど、
ガレリアの写真、
フィルムより先にデジタルの写真だけ見ると
結構綺麗に見えるんですよね。

アバウトに露出が有っていれば
手前から奥までのどこかに
ちょうど良い露出になってる面が出来るワケで...
(^^;)

更にそのちょうど良い露出になってる面が
大きく写ってシャープな写りだと
画面全体の印象が引き締まって
結構サマになった絵になってくれるワケです。

って事で、
手前の面に露出を合わせて
奥の方が白く飛んじゃっう露出を選択して
撮影したりしてあります。


ところが色が出ているの、
実は電球じゃなくって
木の枠が色の付いた光に照らされて
色付きの線が綺麗に見えてる事が多い...

まあ、写真を見せられる立場になれば色が付いているのが
光の玉(電球)であろうが
光の線(木の枠)であろうが
綺麗だったら問題無し!

なんだろうと思うんですが...



現場でルミナリエの現物を見ながらD3の液晶の画像を見て
一番頭抱えちゃったのが

「黄色の電球の写り」

なんですわ!

現物を生で見ると
黄色の電球、黄金色に輝いていて
実に美しいんです!

これがデジタルだと
無着色の裸電球とほとんど差のない色に写っちゃうんですよね...

フィルムでも裸電球と黄色の電球のコントラストが
もう少し何とかならないかなァ(-_-;)
と思い続けていたんですが
デジタルだと
この悩みが更に大きくなってしまったワケです。

現像するときrawデータを色々いじくって頑張ってみたんですけど
フィルムほどの黄色はなかなか得られませんでした。

これもまだフィルムを使って撮りたいなァ、
と思う理由の一つだったりします。




2008ルミナリエの初日にフィルムで撮りながら
「今年のガレリアは黄色が多用されてるなァ...」
とか思いながら撮ってたんですが

たまたまフロントーネの上部分を撮ってみたこの写真、
無着色の裸電球と黄色の電球がたくさん使われている部分のUPになってました。










ああ、2008年のガレリアの特徴、
縦フレームでも撮ってますね。
ほんのちょっとの小さい面ですけど
天井になる面に電球が配置されているので
ガレリアの中が凄く明るくなってました。





縦フレームのシャッタースピードも1/40秒で有る事は横フレームと変わらず。
カトちゃんはF5は縦フレームの方がホールドしやすかったりするんですが
手ぶれに泣かされるのは縦でもいっこうに変わりません。
この点は感度1600にセットして
シャッタースピード1/125秒で撮ったデジタルの方は
実に楽な撮影でした...






















































一番酷く手ぶれしてるの、コレですね(^^;)
3枚連写した3枚全部がこんな調子。

他の写真も1/3くらいの確立で3連写の内1枚くらい
これくらいのブレが起こってます。
50oで1/40秒、
ほんとギリギリの撮影です
(^^;)


















































全部の面が被写界深度に収まって
手ぶれが少なく撮れた写真は
これくらいのサイズだとデジタルと変わらないくらいシャープな印象になるんですけど
クリックして拡大画像を見ると
デジタルの方が圧倒的にシャープです。






















































スパリエーラよりもシビアな撮影になるガレリアの写真を見てみると
デジタルとフィルム、
本当に一長一短なんですよね...

色が綺麗に出るフィルムを取るか?
シャープな画像を簡単に得られるデジタルを取るか?

画像のシャープさについては小さいサイズなら
フィルムもデジタルも大差無いくらいの感じになるので
目をつぶれるんですけど
色についてはお手上げ状態
でも、撮影に行ける回数と歩留まりまで考えると...


撮影直後は
2009年はフィルム&デジタルになりそうだと思ったんですけど...


ひょっとしたら2008年と同じ
2本立てにしちゃうような希ガス
(^^;)(^^;)(^^;)








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