2008 神戸ルミナリエ 
フィルム版4ページ目
スパッリエーラ





ルミナリエって電球を使って模様を描いているワケですが
写真的に言い換えれば「点光源の集合体」なんです。
コレ、レンズにとっては実にキビシイ!
レンズに光学性能的な弱点があったら
モロに写真に現れてチョンバレしちゃう、
実にイヤンな被写体なんです。

例え30年くらい前の設計とは言え
単焦点の50o f1.4とか35o f2ですらも使い物になりません。
色々な媒体で好意的に
「味がある描写をする」とか
「上手に使えば面白い」
とか言われるようなレンズって
実は諸収差のどれかの補正が不十分な事がほとんどで
そういうレンズでルミナリエを撮ると
画面の四隅で電球がチョウチョみたいに尾を引いてたりグニャリと変形してたり
電球の縁で変な色にじみが出てたり...
とにかく諸収差全てが
バランス良く高いレベルで補正されているレンズじゃないと
撮った写真を見てガッカリさせられてしまう、
実にエゲツナイ、レンズのあら探しテストみたいな被写体なワケです。


手ぶれで泣かされているなら
光学式手ぶれ補正を搭載しているレンズを使えば良いヤン!
っていうのが簡単な解決方法として思いつくワケですが、
上に書いたような事情もあって
光学性能的弱点があるレンズだと
ブレてはいなくても写りに満足出来ない写真になってしまう恐れも有るワケで
他に使う予定も無い、使えるかどうか解らないレンズに
バクチで数万円もの出費するのもなァ、と...

net上にはルミナリエの写真はもの凄い数、
アチコチのサイト様がアップされているんですが
レンズの光学性能的弱点がわかるほどのサイズの写真を上げてらっしゃるサイト様、
ゼンゼン無いんですよね...
(ってか、
手ぶれしてるかどうかも解らなくなるサイズの写真しか
上がっていない事がほとんど...)

どこかウチみたいなラージサイズの写真を上げてるサイト様、
無いモンですかね...







さて、写真を並べる順番は
デジタルのページと同じ様な構成であります!
ホント、コメントするネタが残ってないの...(^^;)
























コレ、VR70-200o f2.8で手持ちで撮った写真です。
コレを見るとホントに光学式手ぶれ補正の入った
f2.8クラス標準ズームが欲しくなります...

この点、デジタルで撮影する場合
SONYとペンタックスのユーザーさんは
ボディ内手ぶれ補正機構があるので
本当に羨ましくなりますね...

と言ってもフィルムの場合、
ボディ内手ぶれ補正はあり得ないので
やっぱり欲しいのは
光学式手ぶれ補正を搭載した大口径標準ズーム、
になっちゃうんですけど。

ってか、
来年はフィルムが手に入るんだろうか?

そろそろそんな心配もしなくてはならなくなってきたような希ガス。。。
























無くて七癖、と言いますが
自分で解っててなかなか無くならない癖の一つ、
カメラを右下がりでホールドしちゃう事が多いんですね、私
(^^;)

余裕があるときは
「右下がり右下がり!}
って気を付けながら撮ってるんですけど
ちょっと慌ただしくなったり
条件きびしくなったりすると
スグにカメラのホールドが右下がりになっちゃいます。

これ、凄い人混みの中で撮ってるんですけど
人の頭が邪魔にならない瞬間を狙ってシャッターを切ってるんですよね。
そういう何か他に気を取られる事があると
スグ画面が傾いちゃうと言う...
orz

何年やっててもなかなか上手くなりませんな...











































手ぶれに泣かされるのは
ガレリアだけじゃなく、スパッリエーラでも同じ事。
50o近辺以上の焦点距離で撮るときは
一つのカットを3枚連写してブレの少ない物を選ぶ、
っていう事をやってます。

でも、ガレリアに比べると
スパッリーエーラの方が歩留まりは良いですね。
やっぱりガシガシ歩いて後を振り返って立ち止まり
瞬間的に一連写、っていう撮影になるガレリアより
動きの取りにくいスパッリエーラの方が
心拍が落ち着いてるせいかなァ、と。

何やら写真を撮るってよりも
まるで射撃競技の話みたい
(^^;)












28oくらいの画角より広角になると
手ぶれに泣かされる事はほとんど無くなってくるんですが
今度はセンスの無さに泣かされます
(-_-;)

標準から望遠だと
目で見て「キレイ!」と思うところを
素直に切り取れば写真になるんですけど
広角はたくさんの物が画面に入ってくるので
センスの善し悪しがモロに出るんですよね...

作品狙い、ってカンジの写真を撮ると
後で見て「どうもなァ...(-_-;)」
ってカンジの写真になる事が多い...

ウチのルミナリエの写真は
記録映像的な撮り方が多いのは
その辺りを自分で痛感してるせいでもあります(w






























自分の癖の右下がりに泣かされる事も多いですが
ルミナリエの制作精度に泣かされる時も有ったりして...

面の真っ正面に立って
カメラが傾かないように注意して撮っても
ビミョ〜にゆがんで写る事しばし。

これ、ルミナリエの出来が
完全な平面、直角、平行を保っていない故のゆがみなんですよね
(^^;)

まあ、言わなきゃワカラナイ、ってレベルの事なんですけど
三脚にカメラを据えてフレーミングを決めようとするときは
コレを頭に入れておいて有る程度で割り切らないと。
変に気にし始めたらなかなかフレーミングが決まらなかったりして...























































一カ所に立って回りながら撮ってみたり
移動しながら寄ったり退いたり
面に沿って舐めてみたり...
コメント入れながらじゃないと解りにくい
ちょっとゴチャゴチャな写真の並べかたになっちゃいましたけど
どこをどう撮ってる、って説明はデジタル版と重複しちゃうので
その辺りノーコメントで写真並べてみました。

記録映像的に撮っただけ、もあれば
狙ってアチャ〜(^^;)、ってのもアリ(w
でも、
気に入ってるカットも何枚かあったりして!
(^^)

何やらグチっぽいコメントの多いページになっちゃったんですけど
それでも撮ってる本人、
ルミナリエそのもの&撮る事自体を楽しみつつ、
何枚かに1枚の割りでは気に入ったカットも撮れるので
毎年続けて撮りに行ってるワケですね。


実は
このテキスト書きながらも楽しんでたりするんですよ〜!
(コレ本当!)







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